等式とは何か?理解を深める①

説明
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学くんもずいぶん成長してきたね!!
このあたりで、算数という科目の大枠を教えておこうと思うよ。

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文章題に比がでてきたとき、例えば4:5ならば、④とか⑤とかおくよね。

その後に何をしたら問題が解けるのかと言うと・・・

ずばり!

このような問題の最終目標は、「等式をつくる」ことなのです。

等式とは、「等号(=)」で結ばれた式のことだよ。

④=600のような式が等式。
等式の例を他にもあげると、
④+100=⑤
とか
④×2-100=⑤+140
とか。

等式は、「=(等号)」の左部分と右部分が等しい、ということを表しているんだ。

等式をつくれたら、あとは計算するだけで問題は解けるのです。

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ふーん・・・そういうもの?どうしてでしょうか?

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だって、最終的には「④はいくつか求めなさい」とか、そういう問題だよね。
④=200とかね。

等式が最終目標なのは、当たり前じゃないかな?

それにね、ここは「どうして」って考えなくてもいい所だよ。
ゲームのルールみたいなものだと考えてね。

この大事なルールは、とてもとても大事なんだけど、きちんと明言されることも、指導されることもないんだ。
学くんには、しっかりこのルールを覚えておいて欲しいんだ!

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はい、しっかり覚えます!

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うん。では、どんどん続きを教えていくよ!
     
小学生にとって「等号(=)」といえば

250+15×6=

このような「これから計算するものの最後にあるもの」を思い浮かべがちだよね。
でも、等号とは、左右が等しいことを表す記号だ。

例えば、1つ前の問題では、29+900=35
という等式がでてきたよね。
     
等式は、てんびんがつりあっているイメージで理解してみてね。

中学受験算数カンガループリント 比・等式とてんびん説明画像
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そして、等式は、今までたくさんやってきた線分図と同じものでもあるよ。

                   

中学受験算数カンガループリント 比・等式とてんびん 線分図画像
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線分図と同じなら、線分図だけあればいい気がします・・・

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ところがそれは絶対におススメできない。
線分図で解くととても複雑でめんどうだけど、式で処理すれば簡単っていうタイプの問題だってあるからね。

もちろん逆もあるよ。
式処理だけではとても複雑でめんどうだけど、線分図で処理すれば簡単っていう問題もある。
   
式と図を同時進行で使っていくのが一番おススメだよ。

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