食塩水の複数回移動
食塩水をくみだしたり混合したりすることを、2度、3度と行う問題です。途中で「濃さ」を求める必要のないことがポイントとなります。
食塩水の複数回移動
例題1
Aの容器には濃さが12%の食塩水が300g、Bの容器には濃さが7.5%の食塩水が200g、Cの容器には水が200gはいっています。いま、Aから100gの食塩水をBへ移してよくかきまぜた後、容器Bから100gの食塩水をCへ入れてよくかきまぜました。その後、容器Cから何gかの食塩水をAへ移してよくかきまぜたところ、Aの食塩水の濃さが7%になりました。容器Cから容器Aに移した食塩水は何gでしたか。
解説
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A、B、C、3つ出てきましたね。
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そうだね。3つだろうが4つだろうが、ていねいに情報整理をするのみだよ。
やってごらん
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まずはAからBへ100g
![中学受験算数カンガループリント 食塩水 複数回移動 0300](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/06/syokuensui-hukusuuidou0300.jpeg.jpg)
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次にBからCへ100g
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最後にCからAへ何gかを移動した・・・
あれ、どうしたらいいのかな?
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よく考えてね。今までに学習してきたことで解決できるからね。
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Aの残りとC何gかを混ぜたら7%の濃さになった・・・
食塩水の混合なんだから・・・
あ!面積図だ!
Aの残りは全体が200g食塩が24gだから、濃さ12%
Cは全体が300g食塩が9gだから、濃さ3%
つまり、(12%・200g)と(3%・?g)を混ぜたら濃さが7%になったということだ。
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④=200gだから、⑤=250g
250gです。
求まりました!
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大正解です!
「面積図が役に立たないこともあるよ」というテーマで話が進んでいたのだけれど、「面積図が必要なとき」だってもちろんある。
だからこそ面積図の学習をしたのだからね。
流れ図での整理も大事、面積図も大事。
適切に使い分けられるようになろうね。