食塩水と比
食塩水における「比」の利用を学習します。
食塩水と比
例題1
一定の割合で水を入れて食塩水をつくる機械があります。食塩だけ入った容器Aをこの機械に入れたところ、25秒後に20%の食塩水になりました。さらにあと何秒たつと容器Aの食塩水の濃さは4%になりますか。
解説
なんだコレ?
意味がわからないな・・・
きちんと問題を読む。
必要なら図でまとめる。
図もいきなりカッチリと正しいものがかける必要はない。
問題の全体像をつかむために、ラフスケッチをするように手を動かすことも有効です。
とにかくすぐに投げ出さないでね。
はい。
えっと・・・水で薄めていくのだな・・・
あ、これは食塩の量が一定なんですね。
なんだ、解けるかも。
何秒後であっても、食塩の量は同じ。
20%のときと4%のときも同じ。
つまり、食塩の比は、1:1
だから、「全体の比」が求まる!
(全体)×(濃さ)=(食塩)
?× 20% =1
?× 4% =1
より、
(全体)×(濃さ)=(食塩)
5× 20% =1
25× 4% =1
で・・・どうなっているんだ?
はじめに食塩が1あって、そこに水を足していったというお話なのだから・・・
そうですね。
はじめに食塩が1
25秒で、
(全体)×(濃さ)=(食塩)
5× 20% =1
の食塩水になった。
つまり、25秒で、4の水が入ったんだ!
そして、さらに何秒かたつと、
25× 4% =1
の食塩水になる。
つまり、あと20の水が入らないといけない。
25秒で、4の水が入るから、20の水が入るのは・・・
5倍なので125秒!
あと125秒です。
さらにあと125秒で濃さが4%になります。
はい、正解ですよ!