食塩水と比

食塩水における「比」の利用を学習します。

食塩水と比

例題

ビーカーAとビーカーBにそれぞれ水が入っています。ビーカーAの水はビーカーBの水よりも300g多いです。この2つのビーカーにそれぞれ□gの食塩をとかしたところ、ビーカーAは濃さ2%の食塩水に、ビーカーBは濃さ6%の食塩水になりました。□に入る数値を求めなさい。

解説

吹き出し用まなぶくんイラスト

パッとわからないです。
式で整理してみます。

濃さの比が2:6
食塩の量は1:1

(全体)×(濃さ)=(食塩)
A:?× 2 =1
B:?× 6 =1

吹き出し用カンガルー先生イラスト

そう、やることは決まりきっているからね。
この型にはめるだけで、どんどん問題が解けていくのです!

吹き出し用まなぶくんイラスト

これはもちろん逆比ですね。2つの積が等しいから。
全体の量の比が、逆比で6:2=3:1

(全体)×(濃さ)=(食塩)
A:③× 2 =1
B:①× 6 =1

ビーカーAの水はビーカーBの水よりも300g多い、とあるから、
②=300g 
つまり、①=150g

ということは、Aは450gでBは150gですね。

(全体)×(濃さ)=(食塩)
A:450×0.02=9
B:150×0.06 =9

とかした食塩の量は9gですね。

吹き出し用カンガルー先生イラスト

はい、正解です!
ちなみに、はじめのそれぞれの食塩水の中の水の量は、
A:450−9=441(g)
B:150−9=141(g)
その差は300gとなっています。

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