食塩水は「全体に対して部分がどれだけあるのか」という割合の代表選手です。非常に多くの学校で頻繁に出題される重要単元となります。
1:食塩水の導入
2:食塩水を図で整理する
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では、食塩水の様々な基本問題を練習していくよ。
これからやる問題はすべて、「食塩水とは何か」、「濃さとは何か」という言葉の意味の確認にすぎません。模式図とともに、基礎固めをしていきましょう。
例題1
濃さが5%の食塩水120gにとけている食塩は何gですか。
解説
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えっと、公式はなんだっけ・・・?
公式がありましたよね。
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うん、公式をきちんと暗記していれば、公式を使って計算するだけの問題だね。
その公式を暗記するためにも、図をかいていこうね。
まだ値のわからないところは、空けておけばいいよ。
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こんな図ですね。
![中学受験算数カンガループリント 食塩水導入 0110](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/05/syokuensuidonyu0110.jpeg.jpg)
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うんいいよ。図を見れば、何をすればいいかわかるでしょ。
公式にこだわる必要もない。
120g=100%なんだからね。
では10%は何gかな?
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120g=100%なんだから、
12g=10%
あ、そうか。
10%が12gなら
5%が6gだ。
食塩は6gとけています。
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大正解!!
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あれ?公式を使わないで答えがでた。
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いいえ、公式を使って解いたのと同じことですよ。
公式ならば、
120×0.05=6
だけど、実質同じ解き方をしているのですよ。
ちなみに水は、120-6=114g
この問題では使わない値だったけどね。
保護者さまへ
「濃さ」の定義を確認するだけ一題です。
120×0.05=6
「濃さ」の定義を覚えていれば、計算するだけの問題です。
食塩水の模式図は、慣れてくれば省略して、計算だけで解きましょうという問題です。
このケースでは「水」の欄は一切不必要だったわけです。しかし、水に着目しないと解けない問題もあります。
不慣れなうちはどこが必要でどこが不必要なのかを判断できないでしょう。
模式図による全体像の把握が重要です。