複数の商品の損益
複数の商品を売るときの問題を扱います。面積図との相性がよいです。解法パターンが決まっている問題が多いので、得点源にしましょう。
具体値のみで処理する問題
例題4
ある商品1個の仕入れ値は100円です。この商品を何個か仕入れました。仕入れ値の5割増しの定価で何個か売れましたが、残りの20個は最後まで売れずに、捨てることになりました。利益は全部で1500円だったとき、仕入れた個数は全部で何個ですか。
解説
とにかく面積図です!
これは、黒い長方形と、赤い長方形の面積の差が利益1500です。
でも、黒い長方形と赤い長方形に着目しても解けないですね。
ならば、クリーム色から水色を引けばいいですね(下図)。
水色は、100×20=2000
だから、クリーム色は、2000+1500=3500
50×?=3500
だから、?=70
つまり、70+20=90
仕入れた個数は90個です。
正解!
またしても面積図を上手に活用できたね。
ちなみに・・・
クリーム色部分よりも、水色部分の方が広いならば・・・
商売全体で損が出たことになります。わかるよね?