速さ・比の活用
1:速さの比の基礎の基礎
例題2
太郎の歩く速さは分速45m、次郎の歩く速さは分速75mです。2人は健康のために毎朝散歩をします。ある日、太郎は次郎の2倍の時間散歩をしました。この日の2人の歩いた距離の比を求めなさい。
解説
例題1とほとんど同じ問題なんだけど、ここだけちがう。
「ある日、太郎は40分、次郎は20分散歩をしました。」
を
「ある日、太郎は次郎の2倍の時間散歩をしました」
に変えてある。
速さ × 時間 = 距離
太郎 45 × 2 = 90
次郎 75 × 1 = 75
ということですね。
進んだ距離は、90:75=6:5
大正解!
2人の散歩した時間が分からなくとも、比がわかれば、「進んだ距離の比」がでるよね。
このように、具体値は分からなくとも、比がわかれば、計算して別の比が求まるということです。
どう?あたりまえだって思える?
はい。とても簡単です。
あたりまえだって思えますよ。
どうですか。簡単ですね。具体的な値でなくとも、比べられます。
速さと比、この程度なんです。難しく考えないでください。
例題3
太郎と次郎は歩く速さの比が3:5です。2人は健康のために毎朝散歩をします。
ある日、太郎は次郎の2倍の時間散歩をしました。この日の2人の歩いた距離の比を求めなさい。
解説
速さ × 時間 = 距離
これにつきるよ。
速さ × 時間 = 距離
太郎 3 × 2 = ?
次郎 5 × 1 = ?
どう?2人の進んだ距離の比は?
6:5?
うん。正解。難しく考える必要はないよ。
具体的な値でなくとも比べられますね。
速さと比、この程度なんです。難しく考えないでください。
例題4
太郎と次郎は歩く速さの比が3:5です。2人は健康のために毎朝散歩をします。
ある日、太郎は16分、次郎は24分散歩をしました。この日の2人の歩いた距離の比を求めなさい。
解説
速さ × 時間 = 距離
太郎 3 × 16(②) = 48 (⑥)
次郎 5 × 24(③) = 120 (⑮)
48:120=2:5
6:15=2:5
どちらで解いても2:5です。
正解です。
例題5
太郎と次郎は歩く速さがそれぞれ時速5.4km、時速4.8kmです。2人は健康のために毎朝散歩をします。ある日2人の歩いた距離の比が15:16でした。2人の歩いた時間の比を求めなさい。
解説
速さ × 時間 = 距離
太郎 9 × ? = 15
次郎 8 × ? = 16
\(\displaystyle \frac{15}{9}\):\(\displaystyle \frac{16}{8}\)=\(\displaystyle \frac{5}{3}\):2=5:6
答えは 5:6 です。
正解です。
例題6
太郎と次郎は健康のために毎朝散歩をします。ある日、太郎は25分、次郎は30分散歩をしたところ、次郎の歩いた距離は太郎の1.5倍でした。2人の速さの比を求めなさい。
解説
速さ × 時間 = 距離
太郎 ? × 5 = 2
次郎 ? × 6 = 3
答えは 0.4:0.5=4:5 です。
正解です。
全部同じじゃないですか。
簡単すぎます!
その通り、速さと比。簡単でしょ?