水そう
棒を入れる
例題1
下図のような直方体の容器に、水を入れました。この容器に、図のような直方体の棒を図の向きのまま、容器の底につくまでゆっくりと入れたところ、水の深さは8cm上がりました。
はじめの水の深さが何cmでしたか。ただし、水はこぼれませんでした。
解説
まずは図示ですよ。
さて、3通りの解き方がありましたね。
どれで解いたら楽に解けそうなのか。
わかるならば、それは凄いことです。それで解いてください。
しかし、「どれで解くと楽なのかはやってみないとわからない」でOKです。
初学者は、3つの解き方をすべて試してみるというスタンスで学習していきましょう!
解き方Aタイプ:水量は変化しない(底面積×高さ)
12×15×?=(12×15-6×10)×(?+8)
これは、?以外の所を計算して、
180×?=120×(?+8)
60で割って、
3×?=2×(?+8)
えっと・・・
ここから先は・・・
?が等号(=)の左右、どちらにもでてくると難しいですね。
でも、このような式処理も、やり方を覚えるだけですからね。
難しく考えないでください。
かけ算が等しいときは、互いに逆の数をかけているのです。
なるほど!そうでしたね。
?=②
?+8=③
より、①=8
だから、?=②=16
求まりました。はじめの水位は16cmです。
はい、正解です。
解き方Bタイプ:棒が押しのけた水=上がった水
(12×15-6×10)×8=6×10×?
120×8=6×10×?
60でわると、
2×8=?
?=16
求まりました。
これは楽でした!
はい、正解です。
解き方Cタイプ:Bタイプの変形
12×15×8=6×10×(?+8)
6でわると、
2×15×8=10×(?+8)
10で割って
3×8=(?+8)
?=16
これも楽に求まりましたよ。
はい、正解です。