タイトル通りですが、これから述べることがらは暗記していなくても何ら困ることはありません。

しかし、暗記しておくことでとても有利になることは間違いないものです。
急いで暗記する必要はありませんが、最終的には暗記してしまうことを目標にして欲しいと思います。

ここでは2つの例を挙げたいと思います。

3.14の段は覚えておくと有利

誰もが思いく筆頭は、は3.14の段でしょう(3.14×2~×9まで)。

もはや説明不要だと思いますが、中学受験の出題において円周率は3.14を用いさせることが非常に多いためです。

円周の長さや円の面積は、塾ではおそらく4年生時に学習することになると思います。
煩雑な小数のかけ算を行う良い機会であるとも言えます。
そのため『何が何でも急いで暗記すべき!』という指導よりも、むしろ、『何度も何度も計算してると、いつも同じ値がでてくるね。』くらいのゆったりとした構えでちょうどよいのではないかと思います。

さらに×9をこえて、
3.14×12=37.68
3.14×15=47.1
3.14×25=78.5
など、非常によく見る値も増えていきますが、無理に覚えるようなものではないと思います。
もちろん覚えて損をすることはありません。

『3.14の段の暗記をしよう!』
これはあらゆる塾、あらゆく塾講師に共有されている受験テクニックと言えます。

12×15=? 180って0.1秒で言えますか?

次に紹介する「暗記しておくとよいもの」です。
これは、ほとんどの中学受験塾で指導されていないものです。
しかし、これを指導しないのは、算数指導の見識が甘いと考えています。

暗記すべきは、「九九を超えたかけ算」です。

具体的には12の段、15の段など、非常によく使われる数が出てくる箇所です。
よく使われる数とは、約数の多い数になります。

九九を超え、いくらかかけ算を暗記することは、間違いなく良いことです。

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