続いて、「やってよい暗記」についてです。
これは、「やってはいけない暗記」よりも話が複雑です。

「算数には暗記の要素がある」>
という暗記肯定派の見解においても、
「暗記」の指しているものが単一の事柄ではないからです。

算数において暗記すべきこと。大まかに分けて、4つの話題として書いていきます。

算数学習における暗記 4種類

算数における暗記は以下の4種類といえます。

  1. 公式(定理)の暗記
  2. 九九のような暗記、身体に染み込むまで徹底的に反復すべき暗記
  3. 暗記していなくても致命傷ではないけれど、暗記していると便利なもの
  4. 代表的な解法の暗記

大まかに4つに分けましたが、いずれも、基本的には理解を伴った暗記であることが必須の前提です。

深く理解したものは、自然と暗記してしまうと思います。
算数における暗記は、いずれもこのレベルの暗記であるべきです。
そのような背景を下に、上で分けた4つはどれも混然一体になっています。
明確なカテゴライズができるわけではありません。

真の算数マスターを目指すならば、この4つはすべてひとまとめで、2の範疇(九九のような暗記、身体に染み込むまで徹底的に反復すべき暗記)と捉えてほしいと思います。

大事なことはすべて九九レベルに分かっているし、自由自在に使いこなせる。
難関校を目指すのであれば、このレベルを学習の一つの到達点として捉えて欲しいと思います。

繰り返しますが深く理解したものは、自然と暗記してしまうこれが算数学習の到達点と言えるでしょう。

ではこのことをふまえて、4種類を1つ1つ詳しく見ていくことにしましょう。

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