- 例題6
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下の図は、1辺の長さが12cmの立方体です。点P、Rは辺の真ん中の点です。この立方体を3点P、Q、Rを通る平面で切断します。その切断面を作図しなさい。また、切断面の図形の名前を答えなさい。
- 解説
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「立体の切断面の切り口の作図」ルール
1.同じ平面上の点は結ぶ。
2.平行な面には、平行な線を引くまずはルール1ですね。
そうだね。
PとRは結ばない。
直線PRは立方体の内部をくし刺しにする直線だからね。
ルール1だけで解決しなかったので、ルール2を用います。
2.平行な面には、平行な線を引く
今回は「上下の面」に着目するしかないですね。
下の青い線が引けますね。後ろの面に着目すれば、ルール1ですね。
1.同じ平面上の点は結ぶ。
ピンクの線を引いて、これで完成です!
正解です!
さて、この切断面の図形の名前は何かな?
台形です!
はい、正解です。
よりくわしくならば、「等脚台形」という。
左右対称の台形のことだよ。この名前を書かせる入試問題はあまりない気がするけどね。
ただし、図形の対称性は見えるようになっておいた方がいいよ。もちろん「等脚」でない普通の台形が切断面になることもある。
例えば下図のようにね。