連比の文章題
- 例題1
- 父の持ってるお金の\(\displaystyle \frac{2}{5}\)を兄に、\(\displaystyle \frac{1}{3}\)を弟にわたすと2人のもらったおこづかいの差は400円でした。はじめ父の持っていた金額はいくらですか。
- 解説
-
「分数のかけ算」は「比」が与えられたのと同じことですよ。覚えていますか?
父×\(\displaystyle \frac{2}{5}\)=兄
ということは、父:兄=5:2ですね。父×\(\displaystyle \frac{1}{3}\)=弟
ということは、父:弟=3:1ですね。あ!連比ですね!
はじめの父が⑮円、兄が⑥円、弟が⑤円もらった。
兄と弟の差①が400円なので、父は400×15=6000円持っていました。大正解です。
ちなみに・・・
問題文から、
父×\(\displaystyle \frac{2}{5}\)=兄
父×\(\displaystyle \frac{1}{3}\)=弟
という2つの分数のかけ算があることがわかります。この2つのかけ算を楽にするためには、父を⑮とすると計算がやりやすいことがわかるよね。
父⑮×\(\displaystyle \frac{2}{5}\)=兄
父⑮×\(\displaystyle \frac{1}{3}\)=弟父⑮、兄⑥、弟⑤
その差①が400円なので、父は6000円持っていました。この解き方は、連比で解いたやり方とまったく同じことを、式処理だけでやったということです。