割合とは、「AはBの何倍なのか」と比べたときの、「~倍」のことです。
辞書的な言葉の意味にあまりこだわる必要はありません。「~倍」なんだからかけ算の話なんだな、と理解すればそれで良いのです。

「AはBの何倍なのか」という話に何も新しいことはありませんが、分数や小数がでてくるだけでできなくなる子どもが続出します。

小数や分数の計算が完璧に身についているかどうか、ここが割合の学習のはじめの壁になります。
特に分数の計算力が重要となります。

1:割合の基本をマスターしよう

目次

  1. 割合▶例題1
  2. 割合・まだ作ってない▶例題1〜6

1:割合とは~倍のこと

保護者さまへ
   
割合の学習といえば、百分率と歩合の導入 が花形でしょうか。
いいえ、これはおまけみたいなものです。
ただの言葉の暗記なので、できて当然のおまけです。

割合の学習といえば、「もとにする量」、「比べる量」、「割合」の3要素を用いた3公式が肝でしょうか。
いいえ、意味不明な3公式に振り回されるような学習はしないでください。
割合の学習においても、「意味を考えながら計算をする」という当たり前の姿勢が大事です。
公式に数をあてはめるような学習は最悪です。

では割合の学習の肝は何なのか。

割合の学習とはズバリ、”分数のかけ算とその逆算をスムーズに行うこと” です。
AはBの整数倍、でしか出題されなかった数量関係に、
AはBの分数倍 を導入することが割合学習の肝なのです。
割合学習のポイントは、分数のかけ算とその逆算をスムーズに行うこと 
これだけです。これだけのことなのですが、小学生には結構ハードルが高いのです。
たくさんの反復練習をしましょう。
学習中に路頭に迷ったら、目指す頂を再確認してください。
「割合は分数のかけ算です。」

分数のかけ算・わり算 を学ぶと、小学生で学ぶすべての四則演算を学んだことになります。何はともあれ、計算がスムーズに行えるように反復練習をすることが大事です。

計算練習をする最大の目的は、「文章題の中で上手に計算が活用できる」ことです。
計算問題を解くことが最終目標ではありません。

”分数のかけ算・わり算”を文章題の中でうまく使えるか否か、これが算数の理解に直結しますし、もちろんテストの点数に多大な影響を及ぼします。

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今日から割合の学習をはじめよう。

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げげげ、割合はすごく重要で難しいって聞いたことがあります。

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誰に聞いたのか知らないけれど、そんなに心配しなくて大丈夫だよ。
「割合は重要」、これは真実だ。
そして、「割合は難しい」、これは嘘だよ。

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え、そうなの?

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教え方がとっても下手な先生か、そんな先生に習った子ならば、
割合は難しいっていうかもしれないけどね。

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つまり、先生は教え方がうまいって言っているわけですね!

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まあ、そういうことだ。先生を信じてついてきなさいっ!! 

ではまずこの3題からスタートだよ!!

例題1

下の□にあてはまる数をそれぞれ答えなさい。
(1) 30は240の□倍です。  

(2) □は60の \(\displaystyle \frac{4}{5}\) 倍です。

(3) 120は□の0.75倍です。

解説

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ただの簡単な計算問題ですね。

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割合はやらないんですか?

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これが割合なんですよ。

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え?ただの計算問題ですよ。

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そう、ただの計算問題が割合。
この計算問題がちゃんと正解できるかどうかが割合学習に必須なんだよ。
楽勝かどうかのチェックだよ。楽勝だよね?

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楽勝ですよ。

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では、3題全部を1分半で片付けちゃってください。

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え?1分半?そんな短いの? え???え?

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いいからはじめっ!

保護者さまへ
  
1分半で3問正解できる子は多くないと思います。そんな状態で文章題を解かせてもほとんど意味がありません。
いずれは30秒で全問正解のレベルまで引き上げましょう。
 

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