- 例題2
- 何本かのえんぴつを子ども1人に6本ずつ配ると、あまりなく配れました。ところが子どもが3人増えたので、えんぴつを配りなおしました。すると、1人に4本づつ、あまりなく配れました。えんぴつは全部で何本ありますか。
- 解説
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どう、これも1人でできるかな?
はい、やってみます。
具体図はこんなかんじですね。保護者さまへ
この図を子どもが自力でかいたのなら、本当にすごい!
いきなりはかけないと思います。
さっきの問題と似ている、でも違う。
どこがどのように違うかな。そこを利用するんだよ。3人増えたっていうところが違うから・・・あっ!
3人増えなかったら、12本余りますね。1人から、2本ずつ返してもらう。
すると、合計で12本余る!つまり、12÷2=6
6人だ。はじめは6人に配ったんだ!鉛筆は全部で何本か。
6本を6人に配ったのだから36本です。
あるいは、4本を9人に配って36本。差を集めて解く、これが大事なんですね。
正解です。
どうしてこれだけの差がついたのかな、という視点が大事だぞ。
保護者さまへ
差集め算とも呼ばれますが、このような「~算」という名称にこだわる必要はありません。
ほぼ同一構造の問題を「過不足算」と呼んで区別することもあります。
何が「~算」なのか、という区別は必要ありません。また、この問題は逆比で解くことができます。6年生なら逆比で解くべきでしょう。