例題2
1200円を、兄が弟より300円多くなるようにわけます。兄がもらう金額はいくらですか。
解説
さっきの続きなんだから、線分図なんですよね。
まあ、そういうことだよ。
でも、入試なら・・・
そんなことは通用しませんね。はいわかっています。
・・・
これ、ロープじゃないけど、線分図なんでしょ。
これでいいのかな?
うん、いいよ。
ロープの長さ比べと同じように、金額の大小を線分図で表わしましょう。
保護者さまへ
抽象化の初歩の初歩です!金額という「量」を「長さ」で表しているのです。
じゃあ、続きはもう分かるよ。さっきと同じだからね。
(1200-300)÷2=450
弟が450円、
兄は、弟より300円多いから、450+300=750円
あるいは、
兄と弟の和が1200円だから、
1200-450=750円
問題の条件とバッチリあっています。
兄は750円です。
OK!正解
ところで、下図のように解くこともできるね。
もしも、弟が追加で300円もらったら・・・
兄と弟はおなじ金額になる。2人の和が1200+300=1500だから、
1500÷2=750
兄は750円と求まった!なるほど!
どちらの解き方も理解しておこうね。
問題を解くときは、どちらを使ってもかまわない。
本質的にはまったく解き方に差はない、同じ解き方なんだ。