食塩水の総量に着目する
同時に異なる量の交換・異なる濃さ
例題1
A、B2つの容器にそれぞれ食塩水が入っています。容器Aには3%の食塩水が180g、容器Bには18%の食塩水が270g入っています。
AからはXg、BからはYgの食塩水をそれぞれくみだし、移しかえるとAは10%、Bは13%になりました。
XとYにあてはまる値を求めなさい。
解説
「同時に異なる量を交換して、違う濃さ」
というパターンだ。
はい。今回も似たように解けるのかな・・・
「交換前の2つの食塩水をまぜたもの」
と
「交換後の2つの食塩水をまぜたもの」
は同じ。
この問題もそれが成り立っていますね。
そうだね。
「交換前の2つの食塩水をまぜたもの」は、(3%・180g)と(18%・270g)の混合だから、全部で450gで、この食塩水の濃さは12%と求まります。
※普通に計算、あるいは面積図で求まります。
そして、
「交換後の2つの食塩水をまぜたもの」
の濃さも12%になるのだから、
交換後のA10%とB13%をまぜても全部で450gで濃さが12%になる。
これは面積図でかるく解決ですね。
A10%が150g
B13%が300g
と求まります。
そうだね。あっているよ!
Aに着目すれば、
くみだした後、Aに残った3%の食塩水とBから移してきた18%を混ぜることで、濃さが10%の食塩水が150gできたということ。
これも面積図でかるく解決できます。
3%を80 gと18%を70gをまぜたことがわかります。
つまり、
くみだした後、Aに80gの食塩水が残っていたのだから、Aからは180-80=100(g)
をくみだした。
そしてもちろん、Bから70gをくみだした。
X=100とY=70
が答えですね!
大正解ですね。
素晴らしい。
Bの方で確かめをすると、Bの残り200g・18%とAからの100g・3%を混ぜて、300g・13%になることが確かめられますね。