食塩水の複数回移動

食塩水をくみだしたり混合したりすることを、2度、3度と行う問題です。途中で「濃さ」を求める必要のないことがポイントとなります。

食塩水の複数回移動

例題1

濃さが6%の食塩水300gから食塩水50gをくみ出して、かわりに濃さが10%の食塩水を70g入れてよくかきまぜました。その後、また食塩水160gをくみ出して、かわりに濃さが5%の食塩水を140g入れてよくかきまぜました。最後の食塩水の濃さは何%になりますか。

解説

吹き出し用まなぶくんイラスト

習ったばかりのやり方でやってみます!

まずは、
6%の食塩水300gにとけている食塩は18g
50gすてて250g残るから、

\(\displaystyle \frac{250}{300}=\displaystyle \frac{5}{6}\) が残る。

だから、食塩は
18×\(\displaystyle \frac{5}{6}\) =15
残る!

中学受験算数カンガループリント 食塩水の複数回移動  0070
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次に、10%の食塩水70gをまぜる。
もちろんとけている食塩は7g

  

中学受験算数カンガループリント 食塩水の複数回移動  0080
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で、160gとりだして、5%140gとまぜる。
つまり、半分にしてから、食塩7gの食塩水140gを足す。

 

中学受験算数カンガループリント 食塩水の複数回移動  0090
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できました。

\(\displaystyle \frac{18}{300}\)×100=6(%)

こたえは6%です。

吹き出し用カンガルー先生イラスト

正解です!   
素晴らしい解きかたでした。
  
ちなみに、偶然はじめと同じ食塩水になったね。偶然だけどね。

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