食塩水を変化させる
食塩を追加する
例題3
濃さが10%の食塩水が140gあります。これに食塩を加えてすべてとかすと、16%になりました。加えた食塩は何gですか。
解説
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とにかく図ですね。
![中学受験算数カンガループリント 食塩水を変化させる 0052](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/06/syokuensui-henka0050.jpeg.jpg)
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あれ?次はどうやったらいいのかな・・・
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食塩に着目してもどうにもならないとき・・・
水に着目するのですよ!
食塩の割合が16%ならば、水の割合は84%ですからね。
126gが84%にあたります。つまり、
全体×\(\displaystyle \frac{84}{100}\)=126
ということですよ。
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なるほど。
だから先生は水も意識しておけと言うんですね。
さて、計算して答えをだしますね。
全体×\(\displaystyle \frac{84}{100}\)=126なんだから、
全体=126×\(\displaystyle \frac{100}{84}\)
42で約分できますね。
全体=150gです。
ということは、加えた食塩は10gです!
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正解です。
「水」を使わないで解くことが多いのですが、今回のようにたまに使うんですよ!
食塩水は「公式」だけで解決できないことがある。
常に全体(食塩と水)を意識しながら解いていくんだよ。
ちなみに、「水着目」で解くのはどんなときか。
「水の量が一定で変化がないとき」であることが多いからね。