1:食塩水を変化させる

食塩水は混ぜたり、食塩を加えたりして、変化させていく問題が多いのです。

1:水でうすめる

例題1

濃さが6%の食塩水250gに、水を50g足して薄めました。
できあがった食塩水の濃さは何%ですか。

解説

吹き出し用まなぶくんイラスト

なんだか難しくなりましたね。

吹き出し用カンガルー先生イラスト

別に難しくないからね。
ちなみに図は下のようになる。
   
水は「濃さ0%の食塩水である」ともいえる。 
水は、「水が100%で食塩は0%」だからね。

図には、まだわからない値は入れてない、?のままにしてあるよ。

中学受験算数カンガループリント 食塩水の変化 0010
吹き出し用カンガルー先生イラスト

この図の?に、わかる数値を入れていってごらん。

吹き出し用まなぶくんイラスト

はじめの食塩の量は
250×0.06=15
だから、15gです。

できあがった食塩水全体もわかります。
250+50=300 
300gですね。

中学受験算数カンガループリント 食塩水の変化 0020
吹き出し用カンガルー先生イラスト

ここまでうまくいっているよ。
できあがった食塩水にとけている食塩の量もわかるね。
だって、途中で食塩を足したり減らしたりしてないよね。

吹き出し用まなぶくんイラスト

そうですね。食塩は、はじめと同じ15gだ。

中学受験算数カンガループリント 食塩水の変化 0030
吹き出し用まなぶくんイラスト

全体が300gで、とけている食塩は15gだから、濃さが計算できます。

300g=100%だから、
3gが1%
だから、
15g=5%
5%です!

もちろん公式でも求まります。

\(\displaystyle \frac{15}{300}\)×100=5

求まりました。5%です!

吹き出し用カンガルー先生イラスト

大正解。
この問題では、水の量を使うことなく答えが出たね。
水を使わないまま終わる問題も結構あるけれど、はじめのうちは、きちんと水も図示しながら解いていこうね。

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