食塩水は「全体に対して部分がどれだけあるのか」という割合の代表選手です。非常に多くの学校で頻繁に出題される重要単元となります。

1:食塩水の導入

2:食塩水を図で整理する

例題5

255gの水に食塩□gをとかして、濃さ15%の食塩水をつくりました。
□にあてはまる値を求めなさい。

解説

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公式ではまったく解けないですね。 
図にします。こんな図ですね。

中学受験算数カンガループリント 食塩水導入 0150
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なるほど!水に注目するんですね!
水は全体の85%です。
255g=85%だから。
5で割って、
51g=17%
17で割って、
3g=1%
つまり、
300g=100%

このうちの15%が食塩だから、

300×\(\displaystyle \frac{15}{100}=45\)(g)
求まりました。
45gです!

吹き出し用カンガルー先生イラスト

おみごと!正解。
この問題は、多くの生徒がつまづく問題だよ。
学くんは食塩水を学ぶときに、はじめから「水をふくめた全体」を見て解いているからすんなり解けるのだよ。

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はい、先生のご指導のおかげです。

吹き出し用カンガルー先生イラスト

ちなみに最後の食塩を求める計算だけど、
全体から水を引いて、
300-255=45
でも求まりますね。