複数の商品の損益
複数の商品を売るときの問題を扱います。面積図との相性がよいです。解法パターンが決まっている問題が多いので、得点源にしましょう。
具体値のみで処理する問題
例題3
ある商品1個の仕入れ値は100円です。この商品を80個仕入れました。仕入れ値の5割増しの定価で60個売れましたが、売れ残ったので、残りの20個は定価の4割引きで売ったところ、全部売れました。利益は全部でいくらですか。
解説
![吹き出し用まなぶくんイラスト](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/04/balloon2_img.png)
とにかく面積図にしてみますね。
定価150円の4割引きは、150×0.6=90(円)ですね。
![中学受験算数カンガループリント 損益複数 0060](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/07/sonekis0060.jpeg.jpg)
![吹き出し用まなぶくんイラスト](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/04/balloon2_img.png)
赤い長方形との面積の差をとればいいのだから・・・
とび出た所とへこんだ所に着目する。
![中学受験算数カンガループリント 損益複数 0070](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/07/sonekis0070.jpeg.jpg)
![吹き出し用まなぶくんイラスト](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/04/balloon2_img.png)
クリーム色の面積は、50×60=3000
水色の面積は、10×20=200
3000とび出ているけど、200へこんでいるから、
3000-200=2800
赤い長方形より、2800面積が広い。
利益は2800円です!
![吹き出し用カンガルー先生イラスト](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/04/balloon1_img.png)
正解です。
面積図を上手に活用できたね。
ちなみに・・・
クリーム色部分は、150円で売った60個だけを見たときの利益。
水色部分は、90円で売った20個だけを見たときの損。
ということになっています。
あとね、もちろん、
(総売り上げ)-(総仕入れ値)で計算しても答えはでますよ。