通過算
2つの動きを比較する
例題1
長さが160mである電車がPトンネルに入り始めてから最後尾がでるまでに21秒かかり、Qトンネルに入り始めてから最後尾がでるまでに34秒かかりました。Qトンネルの長さはPトンネルの長さの2倍です。Pトンネルの長さは何mですか。また、電車の速さは時速何kmですか。
解説
![吹き出し用カンガルー先生イラスト](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/04/balloon1_img.png)
トンネルの通過は、定番パターンです。
定番パターンは図示しなくとも式で表現できますが・・・
Pトンネルを21秒で通過。
(160+①)÷(電車の速さ)=21
Qトンネルを34秒で通過。
(160+②)÷(電車の速さ)=34
で、この後が解けないですね。
やはり図示しましょう。
※比の処理をマスターすれば、式処理だけで解けます。
![吹き出し用まなぶくんイラスト](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/04/balloon2_img.png)
はい、図示ですね。
![中学受験算数カンガループリント 通過算 0700](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/11/9fb95e1bdaf6f1427388ebab48899793.jpg)
![吹き出し用まなぶくんイラスト](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/04/balloon2_img.png)
今回も動いた線分の差ですね。
13秒で、1山分進みます。
![中学受験算数カンガループリント 通過算 0710](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/11/9cbf3d1f4f2430c5f8ab0a07c10d9888.jpg)
![吹き出し用カンガルー先生イラスト](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/04/balloon1_img.png)
その通りだね。
とても上手に解き進めていますよ。
![吹き出し用まなぶくんイラスト](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/04/balloon2_img.png)
13秒で、1山分進むのだから、下図のようになります。
![中学受験算数カンガループリント 通過算 0720](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/11/67358dfbac03c9073c5d8eb96d282ce6.jpg)
![吹き出し用まなぶくんイラスト](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/04/balloon2_img.png)
8秒で160m進むのだから、秒速20m
Pトンネルの長さは、13秒で進む長さだから、
20×13=260
求まりました。
260mです。
![吹き出し用カンガルー先生イラスト](https://jukensansuu.net/wp-content/uploads/2018/04/balloon1_img.png)
長さも速さもどちらも正解です。
どの問題も同じように解けるということがわかってきたかな。