速さと比・同じ時間
速さと比・同じ時間
例題1
太郎と次郎が100m競争をしました。太郎がゴールしたとき、次郎はゴールの手前20mにいました。2人が同時にゴールをするためには、太郎はスタート地点より何m後ろから走ればよいですか。
解説
えっと・・・100m競争ではなくなるんですね。
太郎は110m、次郎は100mみたいに、異なる距離を走って同時にゴールすると。
はい、そういうことですね。
で、これは、「出会い」でも「追いつき」でもないですね・・・
旅人算のような状況ではないのかな・・・?
そうだね。
「旅人算のような状況ならば、同じ時間タイプ」と判断してきたけどね。
ところで、「旅人算そのものではなくとも、同じ時間タイプ」の問題があります。
この問題もズバリそれ。
問題文を読めば、同じ時間タイプであることがわかるよね。
はい、そうですね。
太郎がスタートから、ゴールするまで。
この同じ時間で、
太郎は100m、次郎は80m進んだということですからね。
つまり、太郎と次郎の速さの比は、100:80=5:4ですね。
太郎:⑤×1=100
次郎:④×1=80
その通りです。
進んだ距離の比が5:4だから、速さの比も5:4ですね。
で、次は太郎が何mか後ろからスタートする。
2人がヨーイ・ドン!でスタートして、同時にゴールする。
そんな状況なんだから、これもまた同じ時間だ。
速さの比が5:4の2人が同じ時間進めば、進んだ距離の比も5:4
太郎が5m
次郎が4m=100m
だから、1=25で
5=125
太郎は125m走ればよいのだから、
25m後ろから走ればよい。
答えは25mです。
正解です!