サイトアイコン 中学受験算数の家庭学習教材 カンガループリント

正三角形に関する重要知識・その1

正三角形とおうぎ形

例題1
下の図は、1辺の長さが10cmの正方形ABCDと、Bを中心とする半径10cmのおうぎ形と、Cを中心とする半径10cmのおうぎ形を組みあわせたものです。
アの角の大きさを求めなさい。

解説

アの角を作っているのは、2つのおうぎ形の交点です。
この交点をPとします。

アの角について知りたい。
これはつまり、点Pがどのような位置にあるかを知るということです。

点Pは2つのおうぎ形の交点です。
コンパスを使ってこのような交点の作図ってしたことあるでしょ?

え!?
あるかなあ・・・

絶対にあると思うんですけどね。
これは、正三角形の作図ですよ。

確かに。
やったことあります。
思い出しました。

はい。
有名図形なので、必ず覚えておいてください。

この問題は、正三角形に気づく問題なんです。

で、角アの大きさですが、わかりますか?

えっと・・・
わからないです。

角度がわからないとき、「二等辺三角形」を探すことも有効です。
特に、「同じ辺の長さ」があるときは二等辺三角形です。

あ!三角形BPAが二等辺三角形だ。

角Bは、90°ー60°=30°
だから、角アの大きさは、
(180-30)÷2=75

75°ですね!

はい、正解です。

半径の等しい円を組みあわせることで、正三角形が作られる。
必ず暗記しておかなくてはならない重要ポイントです!

モバイルバージョンを終了