4:ケアレスミス 計算ミスについて

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解き方はわかっているから実力はある?

今回は、計算ミスについて詳しく見ていきたいと思います。

「計算ミスしちゃったよ(解き方は完璧にわかってたのに)」
こんな声はよく聞きます。
また大人になったすべての人も、学生時代の自分自身の悔しい経験として思い出すのではないでしょうか。
誰にでも計算ミスはつきものです。

計算ミスは、前述した通り「解き方はわかっていた」という認識の下、ケアレスミスの範疇に入れられることがほとんどです。

「算数は解き方を考えるもの」
「考える行為の方が主役」
なので、
「解き方はわかっていたから実力は十分ある」という自己肯定をしたくなる気持ちは大いに共感できます。
たかが計算ごときで・・・という認識なのでしょう。

人間は数学的な論理力を鍛えることでプログラムを書く側(命令する側)、計算そのものはコンピュータがやればよい(単純労働)。
この認識は大筋で間違っていないと思います。
海外の大学入試は電卓使用OKだったりするそうです。
注 しかし、プログラムを書くような数学的論理に長けた人は、おそらく幼少時に数や計算そのものに親しんでいることが多いと予想されます。暗算何級みたいな訓練はしていないと思いますが。

さて、上記のような正論を言っていてもはじまりません。
中学入試において算数で高得点を取る、という目標を掲げるのならば、
海外は電卓だのなんだの、そんなの関係ないのです。

中学入試の算数において、高得点をとるための計算力を持たねばなりません。

計算ミスは野球のエラーとかピアノのミスタッチみたいなもの

さて、計算ミスはケアレスミスである、という議論のとき
「計算は誰にでもできる簡単なもの(なのに間違えた)」という共通認識ありきで話が進んでいます。

計算は誰にでもできる簡単なもの、は自明の前提としてよいのでしょうか。
計算のルールを覚えていない子はいない、計算のやり方はみんなわかる、
ということを前提とするのならば、
確かに
「計算は誰にでもできる」
のでしょう。
ただし、
速く正確に計算する計算上手な子もいれば、
遅くて不正確な計算しかできない計算下手な子もいるのが事実です。

志望校に必要な計算力を持っているかどうか、という基準で計算力の判定をすれば、
「計算がへたっぴな子ばかり」というのが真実です。
テストで7,8割は得点したい!と願う子の大多数に贈る言葉は

「そんなに計算が遅くて不正確なら、5,6割しか得点できないよ」

となります。

へたくそな計算力しかない子が、テスト中に計算ミスをしました。
果たしてこれってケアレスミスなんでしょうか?
塾の定期テストなどは時間制限が厳しいので、最後まで解き切れなかったり、急いで計算ミスを頻発したりすることは普通に起こることです。
やはりこれは、実力不足である、という判定をすべきです。そうでないと上達できません。

少年野球を想像してください。
下手くそな選手が、試合でエラーをします。
これはケアレスミスなのでしょうか?
「ボールの捕り方はわかっているんだよ。でもミスっちゃたよ」
こんな言い訳をする子がいるわけありません。練習不足を恥じるでしょう。

算数で高得点を取りたいのならば、計算ミスに対して自分に厳しくならないといけません。
計算がめちゃくちゃ速くて正確な子もいるのです。
これを歴然とした能力差であると認め、計算力向上に努めるしかないのです。

注 ところで、たかが計算って言いきってしまっていいのでしょうか?
計算にある程度長けていないと、数の世界そのものに入門できない可能性があります。
約数、倍数、素因数分解などにかかわる「数の性質」分野で特に顕著だと思います。

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