2:ケアレスミスとは結局なんなのかの答え

ケアレスミスはなおるとかなおらないの問題ではありません。
単純に実力がないことが原因と心得ましょう。

ひとつ前のコラムで書いた通りです。
これについてもう少し詳しく説明をしたいと思います。

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時間が足りないからできない

まずご理解いただきたいことですが、ケアレスミスは特殊な理由で起こる特異な現象ではありません。

例えばお子様に2学年下のテストを受けさせたとしましょう。おそらくケアレスミスはほぼゼロになると思います。試験時間も10分とか15分とか余ることでしょう。何回も見直しをしてケアレスミスはほぼゼロになると思います。

ケアレスミスが発生する最大の原因は時間制限にあるということです。

さて、塾の定期テストを想定しましょう。

実力のある子ほど、テスト中に時間の余裕があるので、慎重さに欠けるが故の失点=ケアレスミスが起きにくくなります。
もしも、いつもの倍の時間でそのテストが実施されたらどうなるでしょうか。多くの子が20~30点近く点数を伸ばすでしょう。つまりケアレスミスの多くが解消されます。その分算数のトップ層が割を食います。その子たちは普通の制限時間ですでに多くの正解を出していたので、時間を倍にしてもらったところで、伸ばせる点数はわずかです。その結果、多くの受験者が高得点を取り、その中で本当に実力のある子が誰なのか分からなくなってしまうのです。
これを防ぐために、中学受験の算数のテストは、平均点が6割くらいになるように質と量のバランスを考えて作られています。さらに詳しく言うと、得点ごとに正規分布するような難度が理想的です。適度な難度の問題が、適度な量出題される、そんなテストです。
それはどんなテストになるのかというと、多くの受験生にとって、7~8割くらいは解けそうな難度なのに、時間がぜんぜん足りなくて解き切れなくて、結果得点率は6割だった、そんなテストパッケージになります。

つまり、時間制限のある中、何問正解できるのかを競うのがテスト〈受験)です。
いいかえると、時間制限のある中でいかにケアレスミスをしないか、を競っているともいえます。
そんなルールのゲームで、ケアレスミスをしてしまうと言ったところで意味がないのです。
してしまうこと自体が実力の不足だと認識しないといけません。

※大手塾の定期テストはおおよそ50分で25~30問を解かせる形式です。1問あたりどれくらいの時間をかけられのか考えたことのある人は少ないでしょう。平均して1問、100秒~120秒です。このテストで8割以上の得点を取る(平均点にもよりますが、およそ偏差値60)には、ほとんどの問題が既知である必要があります。じっくりと考えている時間などありません。そして、速く正確な計算処理能力が必要です。この多量速解が中学受験の算数です。

※2学年下のテストの話の補足。余談ですが、6年生のやや難しい問題となると、中学生になろうが、大人になろうが、得点できない人は得点できません。難度が飽和するからです。むしろ高校入試や大学入試の問題の方が6年生の難問よりも簡単だったりすることもあります。

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