食塩水と面積図のまとめ
食塩水の混合
いよいよ最後です。
「食塩水に別の食塩水を混ぜる」を見ていきましょう。
いよいよ、面積図がないと解けない問題がでてきます。
・水を加える
・水を蒸発させる
・食塩を加える
これらはすべて、「面積図がいらない」パターンでしたね。
等式をおけば楽勝でした。
そうでしたね。
では「食塩水に別の食塩水を混ぜる」を見ていきましょう。
「食塩水に別の食塩水を混ぜる」の問題は、次のようになります。
濃さがア%の食塩水イgに濃さがウ%の食塩水エgを加えたところ、濃さがオ%の食塩水カgになりました。
このア〜カのうち、どれかは数値を与えて、他のどれかを求めさせる問題になります。
では順に見ていきましょう。
アを求める
例題
濃さがア%の食塩水240gに濃さが10%の食塩水360gを加えたところ、濃さが9%の食塩水600gになりました。
アに入る値を求めなさい。
解説
面積図なしで解けるのか、面積図がないと解けないのか。
見極められますか?
えっと・・・面積図なしでも解けますね。
食塩の量は、混合後が54gで、
濃さが10%の食塩水360gには36g、
濃さがア%の食塩水240gには、54−36=18(g)
だから、ア=7.5
はい、正解です。
このタイプの問題は、「面積図なしで解いても良い」し、「面積図で解いても良い」のです。
数値しだいですね。
面積図で解かないと計算が苦しい数値のときは、面積図で解きましょうね。
へえ・・・
面積図で解かないと計算が苦しい数値の例を挙げておきましょうね。
例題
濃さがア%の食塩水160gに濃さが17%の食塩水360gを加えたところ、濃さが13.4%の食塩水520gになりました。
アに入る値を求めなさい。
なるほど、これは面積図で処理したいですね。
ア=5.3ですね。
イ(カ)を求める
例題
濃さが6%の食塩水イgに濃さが15%の食塩水240gを加えたところ、濃さが10%の食塩水カgになりました。
イに入る値を求めなさい。
解説
イ+240=カ
なので、イとカは同時に求まります。
面積図なしで解けるのか、面積図がないと解けないのか。
見極められますか?
えっと・・・
面積図なしだと解けなそうですね。
そのとおりですね。
面積図なしでは解けないタイプです。
イ=300です。
オを求める
例題
濃さが1%の食塩水400gに濃さが15%の食塩水300gを加えたところ、濃さがオ%の食塩水700gになりました。
オに入る値を求めなさい。
面積図なしでも解けますね。
オ=7です。
はい、正解です。
このタイプの問題は、「面積図なしで解いても良い」し、「面積図で解いても良い」のです。
数値しだいですね。
面積図で解かないと計算が苦しい数値のときは、面積図で解きましょうね。
イとエを求める
例題
濃さが5%の食塩水イgに濃さが15%の食塩水エgを加えたところ、濃さが12%の食塩水900gになりました。
イに入る値を求めなさい。
イ+エ=900
なので、イとエは同時に求まります。
えっと・・・
面積図なしだと解けないですね。
はい、そのとおりです。
イ=270です。