通過算

2つの動きを比較する

例題1

長さが160mである電車がPトンネルに入り始めてから最後尾がでるまでに21秒かかり、Qトンネルに入り始めてから最後尾がでるまでに34秒かかりました。Qトンネルの長さはPトンネルの長さの2倍です。Pトンネルの長さは何mですか。また、電車の速さは時速何kmですか。

解説

吹き出し用カンガルー先生イラスト

トンネルの通過は、定番パターンです。
定番パターンは図示しなくとも式で表現できますが・・・
Pトンネルを21秒で通過。
(160+①)÷(電車の速さ)=21
Qトンネルを34秒で通過。
(160+②)÷(電車の速さ)=34

で、この後が解けないですね。
やはり図示しましょう。
※比の処理をマスターすれば、式処理だけで解けます。

吹き出し用まなぶくんイラスト

はい、図示ですね。

中学受験算数カンガループリント 通過算 0700
吹き出し用まなぶくんイラスト

今回も動いた線分の差ですね。
13秒で、1山分進みます。

中学受験算数カンガループリント 通過算 0710
吹き出し用カンガルー先生イラスト

その通りだね。
とても上手に解き進めていますよ。

吹き出し用まなぶくんイラスト

13秒で、1山分進むのだから、下図のようになります。

中学受験算数カンガループリント 通過算 0720
吹き出し用まなぶくんイラスト

8秒で160m進むのだから、秒速20m
Pトンネルの長さは、13秒で進む長さだから、
20×13=260
求まりました。
260mです。

吹き出し用カンガルー先生イラスト

長さも速さもどちらも正解です。
どの問題も同じように解けるということがわかってきたかな。