- 例題4
- 家から駅まで行くのに、行きは15分かかりました。帰りは、行きよりも1分あたり10m速く進んだところ、駅から家まで12分かかりました。家から駅までの道のりは何mですか。
- 解説
-
速さですね。
ということは、
「速さ」×「時間」=「距離」
の関係です。
お!成長しているね。
式で表してみようね。「速さ」×「時間」=「距離」行き:?×15=?
帰り:?×12=?あれ?わからないことだらけだな・・・
「速さ」の情報か、「距離」の情報か。
どちらかが与えられているから。
問題をもう一度読むべし!「帰りは、行きよりも1分あたり10m速い」
とあります・・・それは「速さの差」の情報だね。
今回は、
行き:?×15=?
帰り:×12=?この情報が欲しいよね。
ずばり言うと「速さの比」の情報か、「距離の比」の情報のどちらかが欲しいんだよ。
問題文を良く読めば、「速さの比」か「距離の比」のどちらかが与えられていることに気づけるはずだよ。
あ!
「距離の比」ですね。行きも帰りも「家から駅」までの同じ距離。1:1だ!
「同じ」だ!なるほど逆比なんですね。
行き:?×15=①
帰り:?×12=①その通り!
「同じ」とか「等しい」とか、問題文では書かれないことがほとんどだよ。
でも読めば明らかだよね。
このパターンは非常に多いから覚えておこうね。行き:?×15=①
帰り:?×12=①だから、15:12の逆比は、12:15=4:5
つまり、
行き:4×15=①
帰り: 5×12=①で・・・どうするんだ?
「速さの差」の情報があったよね。
「帰りは、行きよりも1分あたり10m速い」とあった。
あ!そうでした。
行き:4×15=①
帰り: 5×12=①だから、
5ー4=11=分速10m
だから、
行き:分速40m×15=①
帰り:分速50m×12=①行きも帰りも、600mだ。
これが答えですね!大正解!!
この「同じ距離を2通りの速さで進む」タイプも逆比の代表選手だよ。
逆比界の王様と言ってもよいくらいの大定番パターンです。しっかりと覚えておこうね!