流水算
流速や船の静水時の速さが変化するタイプ
例題1
静水時の速さが時速13.5kmの船が川の下流A地点から上流B地点までの48kmを上るのに4時間かかりました。同じところを下るとき、川の流れの速さが上りのときより毎時1km速くなりました。この船が下りにかかった時間は何時間ですか。
解説
48kmを上るのに4時間かかるから、上りの速さは、48÷4=12
上りの速さは、静水時の速さより流速の分だけ遅くなるから、
13.5-12=1.5
上りのときの流速は、時速1.5kmだった。
下りのときの流速は、1.5+1=2.5より、時速2.5kmとわかる。
だから、下りのときの速さは、13.5+2.5 =16、時速16km
48km下るのにかかる時間は、
48÷16=3
3時間です。
順番に整理していっただけで解けました。
簡単でした!
正解です!
ただ情報整理するだけ。
まったく考え込むところなどない問題でしたね。
ひらめきなどまったく必要のない問題ですが、情報を1つ1つ整理していかないと、途中で混乱が起きます。このような問題を、苦もなく正解がだせるように練習を積まないと、より難しい問題にはチャレンジできません。しっかりと反復練習をしましょう。
例題2
静水時の速さが時速18kmである船が川の下流Pから上流Qまでの30kmを上るのに2時間かかりました。同じところを下るとき、船が故障して、船の静水時の速さが上りのときの半分になりました。下りは何時間何分かかりましたか。
解説
30kmを上るのに2時間かかったから、上りの速さは、30÷2=15
上りの速さと静水時の速さの差は流速なので、
18-15=3
流速は、時速3kmとわかる。
下りのときの静水時の速さは、上りの半分だから、
18÷2=9より、時速9km
だから、下りのときの速さは、9+3 =12、時速12km
30km下るのにかかる時間は、
30÷12=2.5
2.5時間だから、2時間30分です。
これも順番に整理していっただけで解けました。
簡単でした!
正解です!
整理して計算するだけの簡単な問題ですね。